世界の変わった絨毯の一つギャッベ

砂やほこりを気にせずにゆっくりと過ごせる環境づくりのために生み出されたのが絨毯ですが、一般的なイメージとしては畳2畳以上の大きなサイズを思い浮かべます。

実は絨毯の本場中東だと一口にじゅうたんといっても実は様々な種類があり、その中で一風変わっているのがギャッベです

このギャッベとはペルシャ語でざっくりという意味の言葉で、明確なルールを基準に制作をするペルシャ絨毯と違い自由な発想で製作するのが特徴になります。

中東は砂漠地帯というイメージが強いですが、その環境は中央部だけで北部は森林地帯そして南部は湿度の高い温帯と環境が違いがあるわけです。

このギャッベは自身が住んでいる環境によって柔軟に対応するために生まれた絨毯であり、砂漠地帯では砂埃を防ぐために毛足を長くして払いやすくしたりぎゃくに北部では短くして水分をためないようにするように作っています。

ただざっくりといっても、中東では絨毯を作るときに伝統工芸品として売り出す場合には完全手作業で作ることが決められているためとても耐久性が高いのが特徴です。

サイズも大きいものから小さいものまで幅広くそろっており、部屋の大きさに合わせて選べるというのもうれしい点といえます。

値段についてはシルクやコットンのような天然素材の場合は肌触りが良いですが値段が高価になりますが、現在は安価に製作ができるポリエスチルといった石油原料の糸で作られたものまであるので用途に合わせて選ぶとよいです。